~ 思いを胸に ~
当院は奈良県の東和2次医療圏内の地域中核病院です。H27年に、奈良県地域がん診療連携支援病院・地域医療支援病院を
取得いたしました。
外科は消化器外科(*) ・ 乳腺外科(**) ・ 一般外科疾患患者を診察し、ひと月の平均入院患者数は31名(H26年)で、
平均在院日数は9.9日(H26年)でした。
第一に入院外来を通じてのがん患者を治療対象とし、
①根治術をめざした手術療法
②再発・高度進行がん患者に対する抗がん剤療法
③末期がん患者に対する緩和医療
を提供しております。
第二に当院の麻酔医・手術室スタッフの協力をえて、腹部救急外科(***)疾患患者に対する緊急手術を年間に111~142例行っております。
また、奈良県立医科大学付属病院を中心とした、中南和及び東和2次医療圏における重症腹症ネットワークに積極的に参加しております。
第三に良性疾患である胆石;50-89例/年・急性虫垂炎;39-49例/年、鼠径部・腹壁ヘルニア;95-128例/年や腸閉塞解除術などの手術を扱っております。
肛門疾患に対しても、手術治療・薬物による硬化療法を行っております。
患者・家族・友人・紹介元の開業医の先生よりの思いを胸に、今日の医療では主治医はもとより外科チームとしてそれぞれが得心できる診療と、よかったねと言われるアウトカムの提供が必要となります。まずは第一歩として、実績のページに疾患別手術症例数を掲載いたします。判断の一助となれば幸いです。
(*)食道・胃・十二指腸・小腸・結腸・直腸の消化管や、肝・胆嚢・胆管・十二指腸乳頭部・膵・脾などの実質臓器の疾患を扱う
(**)乳癌を代表とする乳腺悪性腫瘍、良性腫瘍、乳腺症などの疾患を扱う
(***)急性腹症のなかで、穿孔性の虫垂炎・消化性潰瘍・消化器癌・腸閉塞による汎発性腹膜炎や、壊疽性虫垂炎・胆のう炎、絞扼性腸閉塞などの疾患を扱う
2017年4月 済生会中和病院副院長 青松幸雄
施設認定
日本がん治療認定医機構認定研修施設
日本外科学会専門医制度修練施設
日本消化器外科学会専門医修練施設
日本乳癌学会関連施設認定
所属学会
日本外科学会
日本消化器外科学会
日本臨床外科学会
日本乳癌学会
日本乳癌検診学会
日本大腸肛門病学会
日本胃癌学会
日本癌治療学会
日本内視鏡外科学会
日本消化器内視鏡学会
日本腹部救急外科学会
アメリカ癌学会
日本外科系連合学会
近畿外科学会