大腸癌

悪性手術症例内訳

生活スタイルの欧米化により、男女ともに罹患率の高い疾患です。大腸癌は存在部位により結腸癌と直腸癌に分かれます。(虫垂・)盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸に存在する癌が結腸癌となります。上部・中部・下部直腸に存在する癌が直腸癌となり、それぞれ手術方法も違ってきます。肛門に近い進行下部直腸癌・肛門管癌の場合は、癌から十分はなして直腸を切除すると肛門機能が温存されなくなりますので人工肛門造設術が必要となります。
早期大腸癌か進行大腸癌かで治療法が大きく異なります。早期大腸癌の治療成績は良好で、95%以上が手術療法で治癒いたします。当院(外科・内科)では適応症例に対し内視鏡的切除術(ESDやEMR)や、腹腔鏡下大腸切除術が行われております。進行大腸癌の手術後治療成績は進行度;ステージにより治療成績が異なり、ステージがⅡ→Ⅲ→Ⅳと進むにしたがい再発率も高く予後が不良です。再発予防目的で手術後に経口または点滴による抗癌剤治療が行われる場合があります。局所進行・再発大腸癌に対しては、積極的に転移性肝癌(外科)・転移性肺癌(呼吸器外科)などに対しても、オリゴメタスターシスの考えのもと、切除術が行われております。根治術とはならず症状を緩和するためのバイパス術や人工肛門造設術などの姑息術を行う場合があります。局所進行・再発大腸癌は、経口・点滴抗癌剤治療が主となります。厳正なレジメ管理のもとでのFOLFOX6、FOLFIRIや分子標的薬などの薬物を用いた専門スタッフによる外来化学療法室での治療が行われます。 終末期医療は緩和ケアチームを中心として積極的に行っております。
当院では平成24年7月より放射線治療が行われ、術前あるいは術後の直腸癌に対し行われる場合があります。

結腸直腸癌手術数の年次推移

  全症例 結腸癌 直腸癌 姑息術  腹腔鏡補助下
大腸切除術
(再掲)
切除術 切除術
2008年 61 40 21 0 10
2009年 61 38 18 5 6
2010年 59 33 17 9 16
2011年 63 40 14 9 10
2012年 74 52 20 2 10
2013年 78 52 21 5 8
2014年 81 58 18 5 6
2015年 95 67 23 5 13
2016年 87 67 17 3 11
2017年 98 75 19 4 25
2018年 77 60 17 0 27
2019年 81 64 16 1 36
2020年 93 62 22 9 36
2021年 91 72 17 2 50
2022年 58 47 11 0 39
2023年 75 54 17 8 49
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