奈良県の中和地区における基幹病院として、泌尿器科疾患全般を対象に患者さんの立場に立ったテーラーメイド治療を行っています。
尿路性器癌に対しては、奈良医大を中心とした臨床研究グループ(NUORG)に参画し、より高度な医療を目指しています。
腎癌・腎盂尿管癌に対しては腹腔鏡手術を中心に施行し、尿路結石症に対しては、体外衝撃波(ESWL)と内視鏡手術を中心に、開腹することなく治療しています。
2015年9月より、当院では前立腺癌に対する腹腔鏡下小切開前立腺全摘除術が保険診療で施行できるようになりました。腹腔鏡下小切開前立腺全摘除術は下腹部正中を小切開(5~7cm)して腹腔鏡および肉眼で観察しながら前立腺を摘出する手術であり、従来の開腹手術(切開は15cm程度)と比較して、疼痛の軽減が期待でき、より低侵襲(身体にやさしい)な手術です。また、腹腔鏡前立腺全摘除術、ロボット手術と比較して、腹腔内の損傷が少ないことや腹腔内に炭酸ガスを注入する必要がないなどの利点があります。
所属学会
日本泌尿器科学会
日本癌学会
日本癌治療学会
日本腎臓学会
日本泌尿器内視鏡学会
日本透析医学会
日本女性骨盤底医学会
日本骨盤臓器脱手術学会