治療装置のご紹介
デジタルX線テレビ装置
主に胃のバリウム検査をする装置で(他に肝臓、胆嚢、膵臓)低被曝、高画質を実現した最新式のデジタルX線テレビ装置です。
患者さんに優しいバリアフリー設計で、体の不自由な患者さんにも安心して検査を受けて頂けます。
マンモグラフィ(乳房撮影)
マンモグラフィは乳癌の発見になくてはならない検査です。
専用のレントゲン装置で乳房全体をはさみ、圧迫することで乳腺組織を平らに広げて病変を見つけます。
痛みを伴う検査ですが、患者さんにリラックスして受けて頂けるよう、撮影室の壁紙や音楽、検査用着衣などにも工夫をしています。いつ来院されても女性技師が対応できるような態勢を取っております。
血管造影
通常のX線撮影では、骨などの硬いものはよく写りますが、臓器・血管・筋肉などの軟部組織はその形態や機能を判別することは困難です。
そこで検査目的となる血管にカテーテルとよばれる管を股関節付近大腿動脈(静脈)、または腕の動脈(静脈)に挿入し、そこから造影剤(X線に写る薬)を入れながら撮影を行う検査です。
血管造影の手法を応用し、検査だけでなく治療を行うこともあります。
例えば狭くなった血管を広げて血行状態を改善したり、腫瘍に流れ込んでいる血管を詰めて腫瘍を殺すというような具合です。
CT装置
当院ではCTを2台保有しています。2008年10月より、2台共、マルチスライスCTとなり、1Fが4列、地下が64列(東芝社製)に更新されました。
1Fでは今までどおり、有効利用と患者さんへのサービスのため、当日依頼の頭部の検査を行っています。検査は予約不要で検査依頼に速やかに対応し、診断しています。
2008年10月に64列マルチスライスCT装置、Aquilion64(東芝メディカルシステムズ社製)が導入されました。このCT装置は、短時間で広 範囲を螺旋状に撮影し,解剖学的に高精度なデータが収集できます。さらに、最新の3次元画像作成装置(ワークステーション)にて3次元画像を作成し、正確 な血管・骨・臓器の病変を描出することができます。これらの装置を駆使し、更なる診断能の向上や手術支援など,診断から治療まで貢献できると言えます。
MRI装置
ドイツ シーメンス社製 超伝導1.5T(テスラ)の装置を使用しています。口径が大きく(60cm)短い(160cm)磁石ですので、以前に閉所恐怖症 などで検査出来なかった患者さんでもわりと楽に検査を受けて頂いております。MRIは強力な磁場と電波を利用して撮像するため放射線による被曝の心配はい りませんが、検査を受ける方は下記項目にご注意願います。
- 検査はじっと寝ているだけですが、20分~40分ほど時間がかかります。
- 検査中カンカンとかなり大きな音がしますが心配はいりません。撮影中は常に音が鳴ります。
- 心臓ペースメ-カーや人工内耳を装着されている方は検査できません。
- 手術などにより体内に金属を有する方は、検査ができない場合があります。
以上ご了承お願い致します。
RI(ラジオアイソトープ)検査
RI検査はレントゲン撮影で用いられるX線の仲間であるガンマ線を出す放射性同位元素(RI)を用いた検査です。体の特定の臓器や病気の場所に集まりやすい性質をもった物質にRIをくっつけたもの(放射性医薬品)を注射し、体の外から専用のカメラでガンマ線の分 布を測定することで、病気や臓器の診断を行います。
放射性医薬品の放射能は微量で、時間とともに少なくなる性質をもっています。その大部分は体内で代謝されて体の外へ排出されるため安全です。患者さんの受ける放射線の量は、通常のX線検査と比べても決して高いものではありません。