前立腺がん、前立腺肥大症などの前立腺疾患
前立腺がん
前立腺がんは増加傾向であり、2011年の統計では、男性の場合、胃がんに次いで2番目罹患率(がんと診断された患者数)が多いがんです。血液検査で腫瘍マーカー(PSA)の測定、直腸診、画像検査(エコー、MRIなど)を行い、前立腺針生検にて診断します。がんと診断された場合、手術療法、放射線療法、ホルモン療法などを説明し、病状に合わせて治療します。
前立腺肥大症
前立腺は膀胱の下にあり、50歳を過ぎた頃から肥大してくることが多く、55歳以上の男性の約2割に前立腺肥大の症状があります。症状は尿の勢いが弱い、頻尿、残尿感などです。質問票、直腸診、尿流測定、残尿測定、前立腺エコーなどで診断します。治療は薬物療法、手術療法(経尿道的前立腺切除術)を症状に合わせて施行します。