がん化学療法とは
がん化学療法とは、抗がん剤を用いてがん細胞の増殖を抑えたり、再発や転移を防ぐことを目的とした治療法です。
がん化学療法の目的は、「がんの根治」、「腫瘍の縮小・生存期間の延長」、「症状緩和・QOLの改善」の大きく3種類に分けられます。また、疾患によっては手術療法や放射線療法と化学療法を組み合わせた集学的治療が行われることがあります。集学的治療には、原発巣を手術で切除した後、全身の微小転移巣を消失させることを目的とした術後化学療法、手術前に腫瘍の縮小を図り、切除可能にしたり、臓器温存を可能とすることを目的とした術前化学療法、同時に施行することで、腫瘍細胞の放射線に対する感受性を高め、照射野外の微小転移を消失させる効果が期待できる化学放射線療法があります。
外来化学療法室での治療のながれ
当治療室は完全予約制です。主治医とご相談の上、ご利用ください。
外来化学療法室での治療の流れは以下のとおりです。
外来治療前日まで
- ①外来化学療法室に見学に来てください。
オリエンテーションをさせていただきます。
(治療室や治療当日の説明、前治療についてお尋ねします。) - ★初回外来治療の方には、問診用紙をお渡ししますので、初回治療日までに記入して治療当日受付時にお渡しください。
- ②外来化学療法室の予約をしてください。
主治医により外来治療が可能と判断された場合にのみになります。
当治療室は完全予約制となっております。
緑色の予約用紙に治療日の日時を記載しお渡しします。
治療当日
- ①外来化学療法室で受付をしてください。
診察券と緑色の予約票を渡してください。
(リクライニングチェアーは空いている場所をご利用ください)
↓ - ②血液検査をさせていただきます。
(治療法、薬剤の種類により血液検査はない場合があります)
↓ - ③問診票の記載をしてください。
(前治療後から本日までの身体の状態を教えてください)
↓ - ④血液検査の結果が出たら、主治医または担当医の診察を受けていただきます。
(体調や血液検査の結果で、本日の治療をするかどうかの判断をします)
↓ - ⑤治療
治療による心配ごとや困っていることなどあればご相談ください。
↓ - ⑥会計窓口