一般検査
「一般検査」は、尿と便の検査が主体となっていますが、その他に鼻汁、髄液など全身各種の体液、咽頭ぬぐい液の検査も行っています。
一昔前、尿検査は1カップずつ試験紙に浸して検査を行っていましたが、今は全自動で糖や蛋白、潜血をはじめとする8項目の検査が大量に短時間に処理できるようになりました。また尿を遠心して得られた沈渣(ちんさ)を顕微鏡で見ていた検査も、機器の進歩によって尿中に存在する有形成分を短時間に多量に分析できるようになりました。とは言え、やはり人間の眼で見なければ正しく判断できない成分もありますので、顕微鏡による検査も欠かせません。
- 便検査は、主に消化管からの出血をみるためにヒトヘモグロビン検査を行っています。
- 髄液検査は、命にかかわる髄膜炎に関連した検査を多岐にわたって行います。
- その他にイムノクロマト法で、以下の検査も行っています。
便:ロタ抗原、アデノ抗原、ノロ抗原、Tox、ヘリコ抗原
尿:肺炎球菌抗原、レジオネラ抗原
咽頭ぬぐい液:溶連菌抗原、アデノ抗原
鼻汁:RS抗原、インフルエンザ抗
血清:マイコプラズマ抗体