済生会及び済生会中和病院について
済生会は、明治44年明治天皇の「済生勅語」により設立され、「施薬救療」の理念のもとに、全国で約390施設が医療・保健・福祉に取り組む我が国最大の社会福祉法人として活動しています。平成23年には、設立100周年を迎え、次の100年に向けて力強い歩みを始めています。
済生会中和病院は、昭和17年に恩賜財団済生会桜井診療所として開設し、昭和29年に済生会中和病院となり現在に至っております。その間、一貫して「地域とともに歩む病院」として地域医療に取り組んでおります。
現在の医療情勢は、「医療と介護の統合」、「地域医療の統合」等が論じられており、医療を受ける皆さまにとっても、医療を提供する病院にとっても厳しい状況が続きます。
このような社会情勢のなかではありますが、済生会中和病院の基本理念である「地域の医療と福祉を支える済生会」 としての具体策として、「奈良県地域がん診療連携支援病院」（平成26年7月）、「地域医療支援病院」（平成27年7月）の指定を受けました。又、奈良県東和医療圏災害拠点病院としての機能を強化するため「防災センター」を設置するとともに、疾病予防に取り組む「健診センター」の拡充（平成27年8月）を行いました。又、地域包括ケアシステムを支える「地域包括ケア病棟」を開設（平成27年4月）しました。
これらの施設、設備を有効に活用し、地域完結型医療・福祉を更に推進します。「患者さん中心の医療・福祉」をモットーに、「質の高い」、「安心・安全な医療・福祉」を提供し、地域の皆さま、行政の皆さま、地元医師会の信頼を深め、「地域にとってなくてはならない病院」に進化すべく職員一丸となって努力・精進を重ねてまいります。今まで以上のご支援、ご指導をいただきますようにお願い申し上げます。