令和3年度病院指標
令和3年度 済生会中和 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 321 | 92 | 78 | 95 | 181 | 419 | 842 | 1543 | 1205 | 351 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100XX01XXXX | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術:内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 251 | 2.22 | 2.66 | – | 68.39 | |
060340XX03X00X | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術:限局性腹腔膿瘍手術等 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 109 | 9.02 | 9.53 | 0.91 | 78.73 | |
040081XX99X0XX | 誤嚥性肺炎 手術:なし 手術処置等2:なし | 85 | 35.82 | 20.51 | 20.00 | 85.26 | |
110310XX99XXXX | 腎臓又は尿路の感染症 手術:なし | 53 | 18.92 | 13.00 | 5.66 | 78.53 | |
060360XX99X0XX | 慢性膵炎(膵嚢胞を含む。) 手術:なし 手術処置等2:なし | 53 | 2.30 | 8.07 | – | 68.51 |
大腸がんの増加、大腸がん検診の普及により大腸内視鏡検査が増加しており、それに伴い早期の大腸がんの内視鏡切除、
大腸がんの“芽”となるポリープの内視鏡的切除の症例が増加しています。
また地域の高齢化に伴い総胆管結石による胆管炎、誤嚥性肺炎、尿路感染を発症する患者さんが増加しています。
地域の先生方と連携し、救急受入れ、退院支援を積極的に行っています。
※「転院」については、退院先が他の病院や診療所へ転院した場合とし、転院患者数/各項目の全退院数を転院率としています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100XX01XXXX | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術:内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 87 | 2.18 | 2.66 | – | 71.28 | |
060160X001XXXX | 鼠径ヘルニア(15歳以上) 手術:ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 69 | 5.30 | 4.86 | – | 73.86 | |
060035XX010X0X | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術:結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術処置等1:なし 定義副傷病:なし | 47 | 15.74 | 16.19 | – | 70.98 | |
060335XX02000X | 胆嚢炎等 手術:腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術処置等1:なし 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 45 | 8.24 | 7.23 | 2.22 | 70.07 | |
060330XX02XXXX | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 手術:腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 42 | 6.29 | 6.41 | – | 63.50 |
次いで胆のう腹腔鏡手術、ヘルニア手術、大腸がん手術となっています。
どの症例も在院日数で全国平均と同程度であり、標準的な治療となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800XX01XXXX | 股関節・大腿近位の骨折 手術:人工骨頭挿入術 肩、股等 | 71 | 48.99 | 25.09 | 8.45 | 84.11 | |
160690XX99XXXX | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術:なし | 43 | 34.77 | 18.81 | 13.95 | 82.00 | |
160760XX97XX0X | 前腕の骨折 手術:あり 定義副傷病:なし | 22 | 5.05 | 5.18 | – | 64.82 | |
160850XX01XXXX | 足関節・足部の骨折・脱臼 手術:骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 | 17 | 37.00 | 18.74 | 5.88 | 62.76 | |
160800XX99XXXX | 股関節・大腿近位の骨折 手術:なし | 10 | 32.30 | 15.20 | 30.00 | 87.20 |
※「転院」については、退院先が他の病院や診療所へ転院した場合とし、転院患者数/各項目の全退院数を転院率としています。
大腿骨骨折や胸腰椎骨折、前腕骨折が多く、大腿骨や前腕骨折では手術が必要になる事が多いです。
平均年齢を見ると、大腿骨や胸腰椎の骨折は80歳以上と高齢で、前腕骨折ではそれより若年層の患者さんをみとめています。
高齢の患者さんが転倒などで大腿骨を骨折された場合、手術後に継続リハビリテーションを目的として、地域包括ケア病棟に転棟されて、在院日数が比較的長くなることが多いです。
その一方、前腕を骨折された場合は、手術を行い5日前後の比較的短期間の入院で自宅に帰られる傾向が見られます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080XX991XXX | 前立腺の悪性腫瘍 手術:なし 手術処置等1:あり | 107 | 3.21 | 2.54 | – | 72.98 | |
11012XXX020X0X | 上部尿路疾患 手術:経尿道的尿路結石除去術 手術処置等1:なし 定義副傷病:なし | 61 | 7.11 | 5.67 | – | 63.59 | |
110070XX03X0XX | 膀胱腫瘍 手術:膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術処置等2:なし | 38 | 9.63 | 7.13 | – | 78.16 | |
120090XX97XXXX | 生殖器脱出症 手術:あり | 21 | 9.38 | 8.43 | – | 74.90 | |
11013XXX04XXXX | 下部尿路疾患 手術:膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 | 19 | 5.84 | 5.53 | – | 69.42 |
2番目は経尿道的尿路結石除去術(TUL)です。腎尿管結石を経尿道的に内視鏡で直接確認してレーザーで砕石します。
3番目は経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)です。経尿道的に内視鏡で膀胱腫瘍を切除します。
悪性度が高い場合や多発傾向の場合はもう一度手術を行うこともあります。(セカンドTUR)
また浸潤度や悪性度が高い場合は開腹で膀胱全摘出術を施行することもあります。
4番目は膀胱脱や子宮脱といった骨盤臓器脱の手術です。腹腔鏡下仙骨子宮固定術、骨盤臓器脱メッシュ手術、膣閉鎖などを行っています。
5番目は膀胱結石に対する経尿道的膀胱結石砕石術となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100XX97X00X | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術:その他の手術あり 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 39 | 17.64 | 9.68 | – | 80.59 | |
010060X2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術:なし 手術処置等1:なし 手術処置等2:4あり 定義副傷病:なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 31 | 23.94 | 15.64 | 9.67 | 74.42 | |
010040X099000X | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術:なし 手術処置等1:なし 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 10 | 19.70 | 8.18 | – | 79.60 | |
160100XX99X00X | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術:なし 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 10 | 29.00 | 18.86 | – | 65.90 | |
010060X2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術:なし 手術処置等1:なし 手術処置等2:2あり 定義副傷病:なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | – | – | 15.54 | – | – |
※「転院」については、退院先が他の病院や診療所へ転院した場合とし、転院患者数/各項目の全退院数を転院率としています。
脳神経外科で最も多い症例は、頭蓋内損傷、血腫の患者さんです。
平均年齢も80歳と高齢で、転倒などによる頭部外傷によって起こる場合が多いです。
手術後、地域包括ケア病棟に転棟されてリハビリテーションを継続される場合も多く、平均在院日数も全国平均と比べて長くなっています。
次いで脳卒中の急性期病変、特に脳梗塞の入院が多くなっています。
ほとんどの症例の場合には、発症24時間以内に入院することが多く、その場合には、脳保護療法として活性酸素除去剤(エダラボン)を用いて活性酸素(フリーラジカル)を低減、脳梗塞による被害を軽減することが可能です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040090XXXXXX0X | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病:なし | 59 | 5.15 | 6.47 | 3.39 | 1.22 | |
040100XXXXX00X | 喘息 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 28 | 5.14 | 6.46 | 7.14 | 4.68 | |
080270XXXX1XXX | 食物アレルギー 手術処置等1:あり | 25 | 1.04 | 2.12 | – | 2.52 | |
060380XXXXX00X | ウイルス性腸炎 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 25 | 3.32 | 5.86 | 4.00 | 4.40 | |
110310XX99XXXX | 腎臓又は尿路の感染症 手術:なし | 21 | 7.19 | 13.00 | – | 1.67 |
また食物アレルギーに対する日帰り負荷試験を積極的に行っています。
入院期間においても当院ではより早い回復を目指しており、平均在院日数でも、全国平均より短期間で回復されております。
また小児輪番にも参加し、救急にも積極的取り組んでおり市外の患者さんも多く、退院後は地元の医院にフォローをお願いしています。
※「転院」については、退院先が他の病院や診療所へ転院した場合とし、転院患者数/各項目の全退院数を転院率としています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110XX97XXX0 | 白内障、水晶体の疾患 手術:あり 片眼 | 59 | 2.00 | 2.76 | – | 73.19 | |
この入院は基本1泊2日となっており、術後の点眼など、自分では煩わしい処置も確実に行うことができます。
この症例の平均年齢は比較的高齢の患者さんに多いですが、高齢でも手術が可能で視機能の改善が期待できます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030240XX99XXXX | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術:なし | 15 | 6.20 | 5.63 | – | 38.40 | |
030230XXXXXXXX | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 13 | 7.92 | 7.94 | – | 19.54 | |
100020XX010XXX | 甲状腺の悪性腫瘍 手術:甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術処置等1:なし | 12 | 8.50 | 8.50 | – | 61.25 | |
030350XXXXXXXX | 慢性副鼻腔炎 | 10 | 7.10 | 6.71 | – | 55.00 | |
030240XX01XXXX | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術:扁桃周囲膿瘍切開術等 | – | – | 8.44 | – |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080020XXXXXXXX | 帯状疱疹 | 24 | 7.25 | 9.12 | – | 70.13 | |
080010XXXX0XXX | 膿皮症 手術処置等1:なし | – | – | 12.87 | – | – | |
帯状疱疹は早期診断、早期治療開始により、症状の緩和、神経痛などの後遺症の軽減が期待できます。
また類天疱瘡などの自己免疫性皮膚疾患の入院加療も行っております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010XX010XXX | 乳房の悪性腫瘍 手術:乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術処置等1:なし | 55 | 7.60 | 10.30 | – | 65.35 | |
090010XX02XXXX | 乳房の悪性腫瘍 手術:乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 18 | 5.44 | 6.02 | – | 63.67 | |
040050XX99X0XX | 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 手術:なし 手術処置等2:なし | – | – | 14.12 | – | – | |
090010XX011XXX | 乳房の悪性腫瘍 手術:乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術処置等1:あり | – | – | 15.87 | – | – | |
130030XX97X00X | 非ホジキンリンパ腫 手術:あり 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | – | – | 8.20 | – | – |
特に乳がんに対しては画像診断から針生検などの検査、手術、化学療法、ホルモン療法、分子標的治療薬などの薬物療法、放射線治療、緩和治療など、一貫して当院で行えるようになっています。
また在院日数についても全国平均と比較しても短く、効率的な医療により早期の退院となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040XX97X00X | 肺の悪性腫瘍 手術:あり 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 56 | 7.52 | 10.83 | – | 69.34 | |
040200XX01X00X | 気胸 手術:肺切除術等 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 24 | 8.88 | 10.08 | – | 36.04 | |
040200XX99X00X | 気胸 手術:なし 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | 11 | 9.73 | 9.18 | – | 51.64 | |
040040XX97X10X | 肺の悪性腫瘍 手術:あり 手術処置等2:1あり 定義副傷病:なし | – | – | 18.99 | – | – | |
040200XX97X00X | 気胸 手術:その他の手術あり 手術処置等2:なし 定義副傷病:なし | – | – | 16.50 | – | – |
手術内容は、完全胸腔鏡下にて行っており、局所進行肺癌に対する拡大手術を含む集学的治療まで幅広く行っております。
在院日数についても全国平均と比較しても短く、効率的な医療により早期の退院となっています。
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 52 | 6 | 22 | 22 | 0 | 9 | 1 | 8 |
大腸癌 | 25 | 14 | 38 | 33 | 0 | 11 | 1 | 8 |
乳癌 | 28 | 21 | 4 | 6 | 1 | 3 | 1 | 8 |
肺癌 | 50 | 10 | 41 | 56 | 0 | 46 | 1 | 8 |
肝癌 | 3 | 2 | 1 | 5 | 0 | 12 | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
これは、癌ができるだけ早期のうちに内視鏡的治療や腹腔鏡下治療といった比較的患者さんへのダメージの少ない治療を行うことによって、患者さんの負担を減らそうという試みが表われていると言えます。
また、Ⅲ期やⅣ期といった患者さんの数も少なくはなく、手術や化学療法など患者さんの状態に合わせた幅広い治療を実施しています。
Ⅳ期の患者さんのなかには、化学療法目的の入院を繰り返す方もおられ、今回、延患者数による集計を行ったためⅣ期の割合も高くなっています。
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 13 | 18.77 | 66.00 |
中等症 | 56 | 20.05 | 81.13 |
重症 | 15 | 38.53 | 84.33 |
超重症 | 3 | 23.33 | 82.00 |
不明 | 0 | 0 | 0 |
重症例も(重症度4点)も15件であり、重症度が上がるごとに治療日数がかかっていることが表れています。
超重症(重症度5点)となると予後も悪くなる傾向があります。
また軽症(重症度0)の患者さんの平均年齢が65歳であるのに比べて、中等症~超重症では平均年齢が80歳以上の年齢層になっており、
市中肺炎は年齢が上がるごとに重症化していることがわかります。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 90 | 33.57 | 78.67 | 17.78 |
その他 | 8 | 34.75 | 75.25 | 37.5 |
急性期脳梗塞の患者さんの平均年齢は75歳を超えていて、いわゆる後期高齢者の方が多くなっています。
治療後は継続してリハビリを行うなどリハビリを専門とする病院などへの転院率も高くなっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 | 247 | 0.33 | 1.22 | – | 68.66 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 89 | 2.92 | 11.69 | 3.37 | 78.53 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 | 46 | 0.80 | 6.33 | – | 75.61 | |
K6852 | 内視鏡的胆道結石除去術 その他のもの | 23 | 1.14 | 3.57 | – | 75.91 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 22 | 0.88 | 10.71 | 9.10 | 73.14 |
※「転院」については、退院先が他の病院や診療所へ転院した場合とし、転院患者数/各項目の全退院数を転院率としています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 96 | 1.17 | 5.59 | 1.04 | 67.91 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 | 87 | 0.09 | 1.08 | – | 71.18 | |
K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 42 | 1.23 | 4.10 | – | 74.71 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 35 | 2.54 | 11.54 | – | 70.69 | |
K7193 | 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術 | 29 | 6.93 | 17.93 | – | 73.83 |
鏡視下手術は傷が小さく術後の痛みも軽いだけでなく、身体への負担も少なくなっています。
また大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視鏡的ポリープ・粘膜切除術を最も多く行なっております。
次いで多いのは、ヘルニア手術、結腸切除の順になります。
※「転院」については、退院先が他の病院や診療所へ転院した場合とし、転院患者数/各項目の全退院数を転院率としています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 48 | 2.72 | 45.23 | 12.5 | 78.83 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 | 38 | 3.54 | 43.57 | 2.63 | 85.32 | |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 | 38 | 2.75 | 17.59 | 2.63 | 66.37 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 | 15 | 0.25 | 2.83 | – | 56.07 | |
K0463 | 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他 | 15 | 2.80 | 26.40 | – | 65.00 |
そのうち女性が39件と79%を占めています。
次いで多かったのが大腿骨頭部骨折などに対する人工骨頭挿入術であり、歩行能力の改善を目指しています。
術後日数が長期になっているのは、歩行能力のさらなる改善を目的に地域包括ケア病棟に転棟されてリハビリテーシュンを行っているからです。
※「転院」については、退院先が他の病院や診療所へ転院した場合とし、転院患者数/各項目の全退院数を転院率としています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの | 62 | 2.38 | 4.33 | – | 63.81 | |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの | 50 | 1.07 | 7.27 | – | 77.50 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 27 | 0.21 | 13.13 | – | 78.96 | |
K8411 | 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの | 16 | 1.43 | 12.07 | – | 76.56 | |
K800-2 | 経尿道的電気凝固術 | 16 | 0.94 | 6.06 | – | 75.13 |
2番目は経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)の手術です。経尿道的に内視鏡で膀胱腫瘍を切除します。悪性度が高い場合や多発傾向の場合はもう一度手術を行うこともあります。(セカンドTUR)
また浸潤度や悪性度が高い場合は開腹で膀胱全摘出術を施行することもあります。
3番目は尿管ステント留置術です。結石や尿管狭窄による尿路の通過障害に対して経尿道的に尿管にステントを留置します。
4番目は経尿道的前立腺切除術です。前立腺肥大症に対して行います。
5番目は経尿道的電気凝固術です。膀胱生検や放射線性膀胱炎の止血などがあります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 39 | 0.48 | 18.45 | – | 80.54 | |
K6101 | 動脈形成術、吻合術 頭蓋内動脈 | – | – | – | – | – | |
K1742 | 水頭症手術 シャント手術 | – | – | – | – | – | |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 | – | – | – | – | – | |
K1721 | 脳動静脈奇形摘出術 単純なもの | – | – | – | – | – |
高齢の患者さんの割合が高く、入院後緊急での手術となることも少なくありません。
またすべての手術で状態が落ち着くと、継続治療およびリハビリのために、リハビリを専門とする病院に転院される割合も高くなっています。
脳腫瘍も当院では多く手術を行っており、放射線治療や化学療法など集学的に治療を行っています。
転移性脳腫瘍も他科と連携し、多く手術を行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K2821ロ | 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの | 59 | 0 | 1 | – | 73.19 | |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K3772 | 口蓋扁桃手術 摘出 | 13 | 1.00 | 6.22 | – | 19.54 | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | – | – | – | – | – | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | – | – | – | – | – | |
K4631 | 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの) | – | – | – | – | – | |
K4633 | 甲状腺悪性腫瘍手術 全摘及び亜全摘(頸部外側区域郭清を伴わないもの) | – | – | – | – | – |
扁桃炎にアデノイド増殖症を伴う場合は、アデノイド切除術を同時に行うこともあります。
小児期の患者さんに行うことも多い手術ですが、年に4~5回扁桃炎に罹患している方や、扁桃肥大によるいびき、睡眠時無呼吸症候群でお困りの方に対しても手術を行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 39 | 1.03 | 4.74 | – | 63.56 | |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 18 | 1.00 | 3.64 | – | 63.67 | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの | 14 | 1.00 | 7.62 | – | 69.64 | |
K4766 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施するもの | – | – | – | – | – | |
K6261 | リンパ節摘出術 長径3センチメートル未満 | – | – | – | – | – |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの | 28 | 1.00 | 6.43 | – | 67.43 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 | 26 | 1.00 | 4.58 | – | 71.23 | |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) | 21 | 5.20 | 4.60 | – | 38.48 | |
K5132 | 胸腔鏡下肺切除術 部分切除 | – | – | – | – | – | |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 | – | – | – | – | – |
胸腔鏡下肺切除術は、自然気胸、肺のう胞、肺腫瘍などに対して行われるもので、前述の胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術と同様の小さな傷で肺の切除を行う手術です
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | 0 | 0 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 26 | 0.51 |
異なる | – | – | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | 0 | 0 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 26 | 0.51 |
異なる | 0 | 0 |
また手術や処置などは合併症を起こさないように細心の注意払って施行していますが、合併症はどうしても一定の確率で起こり得ます。
起こり得る合併症については少しでも改善できるよう努め、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくようにしています。
年齢階層別に見ると60歳以上の患者さんの占める割合が77%で、症状が比較的重症になりやすい高齢者の入院が多くなる傾向にあります。
若年層では外科的手術が必要となる患者さんの入院が多くなっています。
入院患者総数ではコロナ以前にはまだ戻っていませんが、昨年と比較すると増加傾向にあります。
年齢階層の患者数に大きな変化はありません。