小児科 後期臨床研修プログラム
小児科プログラム
【プログラムの目標と特徴】
入院診療および外来診療を行なう小児科専門医になるための知識および能力を養成することを目標とする。高度でかつ専門性が求められる現代の医療環境の中、研修医が取得すべきことは将来の専門性を築く基盤となる総合力である。小児科学を熟知し数多くの症例に積極的に関わり、日々成長するこどもの健康を十分理解した上で、家族および社会とのつながり中で小児科医療を考える総合的な能力を養成する。
当科では、一般急性および慢性小児科疾患、小児保健、小児救急の研修全般を中心に行なう。また、当院で行えない血液/腫瘍性疾患、重症患者の管理および周産期医療に関しては奈良県立医科大学小児科およびNICUの協力の元に研修を行ない、小児科専門医取得に必要な全ての分野について十分な知識と技術を養成する。
【行動目標】
- 外来および入院診療を通じて小児で比較的よく遭遇する急性疾患を適切に診断し初期対応を行なう。
- 患児およびその養育者、特に母親と小児科医師として好ましい人間関係を構築し適切な情報を得ることができる。
- 基本的診断技術を身に付けより精度の高い診断に至るようにする。
- 本的治療技術により適切な治療を推進することができる。
- 乳幼児健診、予防接種などを実践し小児保健や予防医学の知識を身につけ小児の健康増進を推進する。
- 小児救急の現場で多い発熱、咳嗽や腹痛などの症候を正確に把握し重篤な疾患およ病態を見逃さず対応する
- 小児救急の現場で遭遇する急性腹部症状、急性呼吸不全、意識障害や痙攣重積などの重篤な症状に適切に初期対応することができる。
- アレルギー・免疫疾患、神経疾患、腎・内分泌疾患などの慢性疾患について十分な知識を取得し適切な診察、診断および治療を行なう。
- 血液・腫瘍性疾患、重症患者の管理および周産期医療に関してはなら県立医科大学小児科およびNICUにて、基本的診断技術および治療技術