透析室
1.部署の内容や特色、患者さんの傾向や特徴
透析室では40名から50名の患者さんの透析を行っています。月水金は午前・午後の2部制、火木土は午前のみの1部制となっています。外来通院の患者さんが8~9割程度で、入院患者さんが1~2割程度です。地域のクリニックなどで維持透析をされている患者さんの急性期の受け入れを行っています。腹膜透析を行っている患者さんも数名おられます。
2.部署やスタッフの雰囲気・年齢層
透析室スタッフは常勤・非常勤を合わせて看護師9名、看護補助者1名の計10名です。臨床工学技士5名と協働し透析業務を行っています。看護スタッフは中堅からベテラン世代の経験豊富な人材が勤務しています。ワンフロアでの業務では人間関係のストレスが多いといわれますが、話し合いを大事にして円滑に仕事ができるように努めています。
3.新人看護師はこう育てたい
病棟などでの経験を積んだ後で透析室に配属になられる方が多いので、卒後すぐに透析室に勤務することは少ないと思います。透析に関する特殊な技術と透析患者の看護を学ぶことは難しいと思われがちですが、経験するほど、学習するほどに面白みの増す分野だと思います。患者さんから教わることも多く、透析を受けながら生きていく人の伴走者となれるような人材育成を目指しています。
4.将来なってほしい看護師像
医師に指示された内容を正確に実施することはとても大切ですが、合わせて看護師としての技能をベースに「安全な透析」ができることが重要です。患者さんの体に何が起こっているのかを推察できる観察力や知識を少しずつ深め、やりがいをもって仕事に取り組める看護師になっていただきたいです。
5.部署独自の取り組みやPR
透析患者さんは足切断のリスクも高く、足病変の早期発見・早期治療が重要です。当院では透析中に血流ドップラーやSPP(皮膚還流圧)検査を用いて患者さんの足の観察を行い、認定看護師や診療科と連携し創傷管理を積極的に行っています。また県立奈良医科大学付属病院、天理よろづ相談所病院と連携し精密検査や血管内治療が必要な患者さんを紹介させていただいています。
6.就職・見学を希望されている方へのメッセージ
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