外来部
1.部署の内容や特色、患者さんの傾向や特徴
外来部門は、内科、外科など16診療科の診療介助、検査部門として内視鏡、放射線科業務、その他採血注射室、救急外来を担当しています。来院される患者さんは、高齢化、地域の特性もあり、高齢の方が多く受診されています。外来看護の特性として、近年の入院期間短縮により、侵襲的な検査や手術、外来化学療法などが外来に移行する時代となり、外来看護師もより高度な知識、技術、専門性が求められるようになりました。
2.部署やスタッフの雰囲気・年齢層
外来スタッフは、現在50名で、看護師、准看護師、診療補助者、看護補助者で構成されています。多数の診療科での業務や、検査、処置に対応しなければならないため、経験の長いベテラン看護師を多く配置しています。年齢は20代から60代と幅広く、独身、子育て世代、孫のお世話をするスタッフと生活スタイルが大きく異なっています。大所帯のため、なかなかスタッフ通し、顔を合わす事ができませんが、多忙な中、生き生き、パワフルに働いてくれております。
3.新人看護師はこう育てたい
看護の基礎技術などは外来で適応が少ないため、外来部門には新人看護師の配属はあまりありません。外来に来られる事がありましたら、外来独自の看護(診察介助、救命処置、地域連携など)を学んでいただきたいと思います。
4.将来なってほしい看護師像
当院の理念にあるように、患者さんの立場に立ち、心のこもった看護、介護ができる看護師になってもらいたいです。外来看護師としては、上記以外に、専門性を追求し続ける志の高い看護師を目指してもらいたいです。
5.部署独自の取り組みやPR
外来では、さまざまな専門外来を開設し、患者さんの生活の質を維持しながら治療、検査が行えるよう取り組んでいます。看護師として、各外来に応じた生活指導や、地域との連携を今後も充実させていきたいと思います。また、当院救急外来は、奈良県の中核病院として救急の充実を図り、24時間365日体制で受け入れを行っています。地域住民を守るために「断らない救急」を目指しています。
6.就職・見学を希望されている方へのメッセージ
済生会は40都道府県にあり、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済するために設立され、100年以上の歴史がある日本最大の社会福祉法人です。私も、このような歴史ある病院で働ける事を誇りに思っています。また看護部教育体制も充実しており、本当に「中和病院でよかった」と常日頃感じております。是非一度足を運んでご覧いただき、当院の雰囲気を感じ取っていただけると幸いです。

