内視鏡センター

1.部署の内容や特色、患者さんの傾向や特徴

内視鏡センターは東館2階に位置しており、内視鏡検査室3室と透視室2室があり、主に消化器内科、呼吸器内科、消化器外科、呼吸器外科の診療科が食道(咽頭・喉頭を含む)、胃、十二指腸、小腸、大腸、胆道、膵臓など消化器官に関係する様々な疾患を対象に年間約4800件(2023年実績)の検査・治療・処置を行っています。内視鏡センターの特徴として、上部・下部消化管内視鏡、超音波内視鏡、気管支鏡、胆道鏡など診断を目的とする内視鏡検査とともに、食道・胃・大腸の早期癌や胆道・膵臓疾患に対する内視鏡治療も行っています。
患者さんの年齢層はさまざまで、内視鏡検査というと「苦しい」とか「怖い」とうイメージをお持ちの患者さんも少なくなく、近年「鎮痛・鎮静剤を使用して苦痛の少ない内視鏡検査」を希望される患者さんが増加しています。内視鏡センターでは広いリカバリー室を備え、患者さんの要望に応えられる体制を整備し、患者さんが安全・安心して検査・治療が受けられる環境の提供を心がけています。

2.部署やスタッフの雰囲気・年齢層

内視鏡センターは看護師7名(時短勤務含む)、准看護師1名(うち消化器内視鏡技師資格保有者3名)と専任臨床工学士1名(消化器内視鏡技師資格保有者)が勤務し、全員が経験年数15年以上という経験豊富なスタッフで構成されています。それぞれの看護師が各分野での経験値と幅広い知識・技術を備えている事も強みです。急性期医療の知識を高め専門スキルを習得し、「患者さんの視点」を重視した、高度医療を提供することを目標としています。また子育て真っ最中のスタッフも2名在籍しており、子育てママのワークライフバランスもとりやすく家庭との両立を目指したいママさん看護師にも適した環境なのも魅力です。

3.新人看護師はこう育てたい

内視鏡センターで働くことで習得するスキルは、他の診療科では得ることのできない技術的なものが大きいです。内視鏡検査・治療に対応するため機器の取り扱いから、医療機器の準備や介助・患者の看護・内視鏡画像等いろいろ覚えなくてはならないことがたくさんありますが年間教育計画に沿ってスタッフ全員で個別性を重視した指導・教育を行っています。

4.将来なってほしい看護師像

検査・治療・処置は苦痛を伴うものが多いです。将来的に内視鏡的の専門的な知識を身につけ消化器内視鏡技師の資格習得も視野に、患者さんの視点・立場に立った優しい・安全・安心な看護が提供できる看護師になって欲しいです。また医師・臨床検査技師や放射線科技師など多職種との連携を取りながらチームワークを大指示できるよう目指してほしいです。

5.部署独自の取り組みやPR

内視鏡センターでは検査だけでなく治療・処置も数多く行っています。ESDでは患者さんの不安軽減を目的に術前訪問を行っています。患者さんに疑問や不安を表出してもらい事前に説明を行っています。実際に担当する看護師が訪問しているため検査室に来られると、見知ったスタッフがいるため患者さんが安心される様子が分かります。検査の始まりと終わりを同じスタッフが担当することが多いため、患者さんに優しい・安心・安全な看護の提供を行っています。
また内視鏡センターでは目的・用途によってさまざまな内視鏡を取り扱います。予定検査だけでなく緊急時検査も含めてさまざまな知識が必要です。看護師への指導・育成だけでなく、新しい知識を取り入れることができるよう各種の勉強会も行っています。

6.就職・見学を希望されている方へのメッセージ

 内視鏡センターで働く看護師は、短時間ではありますが検査前から検査後までしっかりと関わり寄り添う看護を目指しており、内視鏡室でしか得られない看護があります。将来的にスキルアップが見込める、専門的な知識を身につけたい、内視鏡検査を受ける患者さんのそばに寄り添いたいと考えられている方、少しでも内視鏡看護に興味を持っている方はぜひお越しください。

受付のご案内

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受付時間

初診 午前 8:30~11:30
再診 午前 8:00~11:30
※各科、曜日によって受付時間が異なります。事前にご確認ください。

休診日

日曜日・祝日 第2・4 土曜日
創立記念日 5月30日
年末年始 12月29日〜1月3日

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