本館4階 (地域包括ケア病棟)
1.病棟の内容や特色、患者さんの傾向や特徴
48床の地域包括ケア病棟です。
急性期の治療を終えた患者さんを対象に、定められた期限内で退院に向けての機能回復やリハビリの継続等、在宅復帰への支援を行っています。また、在宅療養中の患者さんの緊急時の受け入れも随時行っています。
大半が高齢の患者さんで、きめ細やかな観察力と高い実践能力が必要です。また認知症予防に対し認知症認定看護師の力を借り在宅に近い形の関わりを行っています。
2.病棟やスタッフの雰囲気・年齢層
患者さんの元に足を運ぶ回数を増やし、異常の発見に努められるように心がけています。常にどこかで話し合いが行われる、なんでも言い合える相談できる病棟です。様々な科を経験した、知識豊富な看護師が多いです。また、専従の理学療法士や介護福祉士の配置もあり、他職種が協力して業務についています。明るく笑顔の絶えない病棟です。
3.新人看護師はこう育てたい。
超高齢社会が社会問題となる中、これからの医療において老年看護は切り離せないものです。急性期看護の知識はもちろんですが、機能回復や予防のケアも重要となります。患者さんが望む意思決定に寄り添える、退院支援の知識も必要となります。
学ぶことは沢山ありますが、経験豊富な先輩看護師がしっかりとフォローに入り、看護師としての成長を詰所全体で見守っています。
4.将来なってほしい看護師像
患者さんの思いに寄り添い並走できる看護師。また、自分のいる場で最善を尽くせるよう努力を怠らず、学び続けられる人になってほしいと思います。患者さんから教わることも多く、初心を忘れずに関わりを持ってほしいと思います。
5.病棟独自の取り組みやPR
退院後の在宅生活を見据え生活者としてのあり方を考えるよう心掛けています。身体機能の維持や他者との関り、生活リズム獲得の為にレクリエーションを実施しています。認知症認定看護師の協力のもと、スタッフ主体で企画してくれています。病棟の各所に季節感のある作品が飾られています。
6.就職・見学を希望される方へのメッセージ
座学が多く大変なことも多いと思いますが、「退院できる。やっと帰れる」と、泣き笑いの顔で手を振って帰って行かれる患者さんを見送る喜びを共有したいと思います。