本館4階 ≪ 地域包括ケア病棟 ≫
病棟の内容や特色、患者さまの傾向や特徴を教えてください。
本館4階病棟は48床の地域包括ケア病棟です。
急性期治療を終えてもすぐに自宅へ退院するには不安のある患者さまに対し、機能回復を目指して重点的にリハビリテーションを行ったり、在宅療養しておられる方の緊急時の入院を受け入れたりしています。
大半が高齢者の患者さまなので、きめ細かい観察力と看護実践力、認知症予防や廃用性症候群予防のための知識とケアが要求されます。
病棟やスタッフの雰囲気・年齢層を教えてください。
緊急入院がないため急性期病棟と比べると少しゆったりと時間が流れ、穏やかで温かい雰囲気があります。
在宅復帰をめざした退院支援・調整も地域包括ケア病棟の重要な役割となるため、経験豊富な看護師の他、専従の理学療法士やケアマネージャーを持つスタッフ、介護スタッフも配置されています。
新人看護師はこう育てたい。
まずは急性期病棟である程度急性期看護や技術などを経験してから、次のステップとして考えて頂けるといいと思います。
機能回復や予防ケア、退院支援のエキスパート目指して、経験豊かな先輩看護師がしっかりとサポートします。
将来なってほしい看護師像
誰もが自分の居るべき場所で、生き抜くことを望んでいること、そしてそのための可能性をどこまでも信じてケアしていける看護師になってほしいと思います。
病棟独自の取り組みやPR
2014年の診療報酬改定で新設された地域包括ケア病棟に求められている、急性期治療後の受け入れと在宅患者の緊急受け入れ、在宅復帰支援を果たすべく、機能回復や予防ケア、退院支援のための勉強会や研修会への参加と自己研鑽に励んでいます。
また、患者さまの気持ちを大切にしながら意欲を引き出し、少しずつの進歩や回復、在宅復帰をともに喜びあう病棟だと思っています。
就職・見学を希望されている方へのメッセージ
学校での勉強・実習は大変と思います。
しかし、学校での友人は同じ目標を持って共に進んでいる仲間。一生涯の友人になるかもしれませんよ。
実習での出会い は成長の糧、看護師としての基盤を提供してくださるかもしれません。
大変な分、苦労した分、それは自分に大きなものとして返ってきます。充実した学生生活を送って下さい。